読書の勧め【令和2年3学期】

頑張れ 山国生

校長 中山 達朗

 本日をもって第3学期が終了し、明日から学年末休業・春季休業に入ります。 新型コロナウイルス感染症拡大防止という言葉が一日たりとも脳裏から離れることのない一年間でした。4月当初からの臨時休校や休校中のオンライン授業、学校再開後も分散・時差登校、学校行事の中止や変更、部活動の大会、コンクールに替わる代替大会の開催など、今までに体験したことのないことが幾つもありました。そんな中、1年生は初めての高校生活、2年生は後輩を迎えての生活、それぞれが違った立場から1年間を過ごしたことと思います。

 さて今回の校長だよりは、読書の勧めです。今、活字離れが進んでいると言われますが、あるアンケートによれば、1ケ月に一冊も本を読まない人は小学生で3割、中学生で5割、高校生では7割近くになるとのことです。私は決して読書家とは言えませんが、なぜ、本に親しんで欲しいかをお話しします。

1 読書は全教科の基礎である
 私たちは、考える時も言葉を使っています。学校の勉強は全て言葉を介して行われています。読書することで、言葉が豊富になり理解力が深くなると考えられます。スポーツで高い技能や体力をつけるためには、毎日地道なトレーニングが必要なのと同様、学力を向上させるための基礎トレーニングが読書であると考えてよいでしょう。筋トレやランニングが体を鍛えるなら、読書は脳を鍛えるものと言えるのではないでしょうか。

2 読書は能動的な行為である
 テレビを見ることや、人の話を聞くことは基本的には「受身」の行為ですが、読書は自分の意志で読む内容や種類を選んで行う「能動的」な行為であり、その人の努力や意志力が必要となります。しかし、それ故に、自分の好きな本を選び楽しみながら読むことによって、色々なことを学び吸収することもできます。さらには、筆者の考え方や体験したことなどを居ながらにして「追体験」できることも読書の魅力だと思います。

3 読書は継続が大切である
 「読書する時間がない」というのは大抵が言い訳で「読書する気がない」と言うのが本音ではないでしょうか。休み時間や寝る前の10分でもよいのです。続けることによって、読書の楽しさを知ることとなり、読書が習慣化すれば、今後の長い人生をより豊かに過ごすための手段として大いにプラスになります。

 もとより、読書は他人から強制されてするものではありませんので、まずは、自分の興味ある本から始めてもよいと思います。是非、この休み中に読書の時間を増やし、習慣につなげられるようチャレンジしてください。

最後になりますが、保護者の皆様には一年間本校の教育活動にご理解・ご協力を賜り誠にありがとうございました。令和3年度におきましても、保護者の皆様との連携をもとに、お子様の成長を支援してまいりたいと存じます。
よろしくお願い申し上げます。

令和2年度修了式(令和3年3月22日)