工夫することの大切さ【令和3年1学期】

頑張れ 山国生

校長 中山 達朗

 令和3年度第1学期は、本日をもって終了します。第1学期も新型コロナウイルス感染症予防に気遣うことが多い学期となりました。時差登校をはじめ従来の教育活動へより近い形を模索しつつ、生徒の皆さんの安全を第一に取り組んできました。こうした中、感染者を一人も出さずに教育活動が展開できたのは、生徒の皆さん一人一人が先生方の指示をしっかりと遵守してくれた証です。皆さんは勿論のこと保護者の皆様にも厚く御礼申し上げます。

 さて、コロナ禍の生活において、様々な規制や制約を受け、従来の生活とはかけ離れたことが多い中で学び得たこともあったと思います。それは、「工夫することの大切さ」ではないでしょうか。

 工夫することとは、まずは考えてみること。次にやってみること。仮に失敗したらやり直せばいい。やり直してダメなら、もう一度工夫し、もう一度やり直せば良い。同じ事を同じままにいくら繰り返しても、そこには何の進歩もありません。前例に、おとなしく従うのも良いかもしれませんが、前例を打ち破る新しい方法を工夫することが大切であると思います。やってみれば、そこに新しい工夫の道ができます。失敗することを恐れるよりも、生活に工夫のないことを恐れたほうがいいのではないでしょうか。

 私たちの先祖が、一つ一つ工夫を重ねてくれたおかげで、今日の成果が生まれました。何気なしに見逃している暮らしの断片にも尊い工夫の跡があります。茶碗一つ、ペン一本も、これをつくづくと眺めてみれば、なんと素晴らしい工夫であり、まさに、無から有を生み出すほどの創造であると感じるはずです。

 お互いにもう一度考え直して、昨日と同じことを今日は繰り返すまい、どんな小さなことでも良い、どんなわずかなことでも良い、昨日と同じことを今日は繰り返すまい。このわずかな工夫の累積が大きな成果を生み成長へとつながるのではないでしょうか。

 明日からの休みは部活動や補習など、皆さん一人一人がより成長できる時間となります。特に、3年生にとっては高校生活最後の夏休みであるとともに、進路決定に大きく影響する大切な時になります。自分自身の目標をしっかりと見定め、有意義な時間を過ごしてください。

 それでは、9月1日に皆さん全員が、元気な姿で再会することを願い校長だよりのあいさつといたします。

~令和3年7月20日(火)第1学期校長だより~