Principal's Newsletter人の情けを大切に

本日をもって第3学期が終了し、明日から学年末休業・春季休業に入ります。
1年生は初めての高校生活、2年生は後輩を迎えての生活、それぞれが違った立場から1年を過ごしたと思います。
4月からは上級学年からのスタートになります。皆さんの今後の頑張りに大いに期待いたします。

さて今回の校長だよりは、「人の情けを大切に」についてです。
人の心というものは、なかなか理屈では割り切れないものです。
理論的にはこうしたらいい、こういうことが望ましいと考えられても、人の心はむしろその反対に動くこともあります。
一面まことに厄介といえば厄介ですが、ある種法則的なものがあるのではないかと考えられます。
そうした法則的なものをある程度体得できることが、人の情けを知るということになるのではないでしょうか。

人の情けを知ることなしに、理論や理屈だけで物事をやろうとすると、人からの反発を受けたり誤解を招いたりして、労多くして功少なしという結果に終わりがちです。
また、無理やりに力まかせでやろうとすると周囲の人に心配や苦労をかけてしまったりすることになります。
古くから、優れた政治家や指導者といわれる方々の業績を見ると、やはり皆人の情けというものをよく知り、人に対する感謝の気持ちをもって物事を進めて来たようです。

このように、人の情けを知るためには、日々の生活をとおして色々な体験により、多くの人と触れあうことが大切なのではないかと思います。
こうしたことからも、生徒の皆さんが本校において取組んでいる教育活動自体が人の情けを知る良い機会となっているのです。
結びに、保護者の皆様に御礼申し上げます。令和5年度の本校の教育活動にご支援並びにご協力をいただきましたことに深く感謝申し上げます。
引き続き、保護者の皆様との連携を大切にお子様の成長を支援して参りますので、よろしくお願い申し上げます。

それではこの休み中、健康・安全に留意して講習や部活動などに参加し有意義な時間を過ごしてください。
そして、4月6日(土)には全生徒の皆さんが元気に揃い、令和6年度第1学期がスタートできますようお願い申し上げ、第3学期校長だよりといたします。


~令和6年3月22日(金) 第3学期校長だより~