最後まであきらめない【令和5年1学期】

頑張れ 山国生

校長 中山 達朗

 令和5年度第1学期は、本日をもって終了します。新型コロナウイルス感染症は、まだまだ収束はしておりませんが、新型コロナウイルス感染症法上の分類見直しにより2類から5類へ移行され、感染症予防を徹底しつつ通常の教育活動を展開して参りました。この間生徒の皆さんには、感染症予防に協力いただきましたことに感謝申し上げます。

 さて、本日は私たちが夢の実現や目標達成に向けて必要だと言われる「最後まであきらめない」という心の持ち方について考えたいと思います。

 どんなことでも、志をたてて事を始めたら、少々うまくいかないとか、一度や二度の失敗であきらめるようなことでは、事を成就することはできません。

 現代社会は常に変化し、流動化しています。一度は失敗し充足感を得られなくとも、それにめげず辛抱強く地道な努力を重ねていくうちに、周囲の情勢が有利に転換して新たな道が開けてくることもあります。世に言う失敗の多くは成功や目標達成までの途中で諦めてしまうことに原因があるのではないでしょうか。 

 勿論、ただいたずらに一つのやり方に固執する必要はありません。方法や対策を練り直しつつ変化に応じる柔軟性というものも重要な事であることは言うまでもありません。しかし、ひとたび大義名分を立て、志をもって事に当たる以上1%でも実現への可能性が残っている限り、最後の最後まであきらめてはいけないと思います。

 生徒の皆さんの持っている能力、特性、可能性は無限です。自ら限界を決めたりすることなく夢の実現に向け前を向き、一歩ずつ歩んでください。また、「能力の差は小さく、努力の差は大きい」このことも忘れないでください。

 明日から始まる夏休みは、部活動や補習をはじめ様々な教育実践において、皆さん一人一人をより成長させるための時間となります。特に、3年生にとりましては、高校生活最後の夏休みであるとともに、進路決定に大きな影響を及ぼす重要な時になります。自分自身の目標をしっかりと見定め、有意義な時間を過ごしてください。

 最後になりますが、保護者の皆様におかれましては、日頃の教育活動にご理解並びにご支援を賜りましたことに厚く御礼申し上げます。
それでは、生徒の皆さん一人一人が健康に留意され、9月1日に元気な姿で再会することをお願い申し上げ、第1学期の校長だよりといたします。

~令和5年7月20日(木)第1学期校長だより~